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奥村:しかし、そういうバスケや教えるための資格取得とかに対する貪欲さって、どこから出てくるんですか?
宮崎:資格の方はね、総合型地域スポーツクラブの運営に必要だから、そこには資格所有者がいなきゃいけないって言われてきたから。
奥村:でも、言われたからと言って、自分が取らなくても良さそうな気が…
宮崎:いやぁ、周りに取れって言うくらいなら自分が取ってしまった方がいいし。自分で動いちゃう性質でね。昔の体育会ですから、考える前に動いちゃうんですよ。そうやって自分が動くことで、またスポーツを通じることで、今日の様にいろいろな方にお会いできる、話ができるって良いですよね。
先日も公認コーチの資格を取るのに、都立駒場高校に実習に行ったんです。駒場高校って、バスケット結構強いんですよ。でも都立だから推薦とかで入ったわけじゃなくって、入部してきた子供でチームを編成しなきゃならないから、背は小さいんだけど強いんです。で、駒場高校の講師の先生が「高校関係者の方いませんか?」って、聞いてから、(高校の先生方に戦術がばれると困るから) 講習生にバスケット全般の話や、オフェンス&ディフェンスの話をするんですよ。話しているうちに、発見とかあってね。その時はディフェンスの話だったんですが、これは持ち帰って今度練習で試してみよう!とか思いましたね。
それは、どんなことかというとディフェンスをする際、普通は手を上げろとか、肩幅に足を開けとか言うけど、パスカットする時には手を上げるな!っていうのね。手を上げたら相手にパスが通らないコースを教えてあげていることになってる訳。だから手は上げない。ふわっとしたループパスじゃなくって、スパっていうパスをカットする場合は、絶対に手を上げないってこと。それを聞いて、あっ、そうか!って思ったね。確かに頭を使ったプレイだなって。1対1とか2対1とか3対3とか速い攻撃の場合は、敵に速くて短いパスを通させないのが鉄則だから、ボールマンにつく奴は手を上げない…。今まで自分にはなかった、そういう発想もあるんだなぁって思いましたね。今まで自分は、そういうのは教えてもらったことなかったし、教えたこともなかった。バスケットも本を読んでも、ディフェンスの構えは載っていても、仕方までは出ていなかったからね。
奥村:僕は子供の頃、身体能力の基準になる鉄棒も駄目だったし、徒競走も駄目だったんです。野球とかは何となく得意だったんですけど、バスケットはドリブルも下手だし、瞬発力もないし、リングにもようやく片手が触るくらいのものでしたからね。すると、もう工夫せざるを得ないんですよね。べったり抑えるようなディフェンスはできないので、わざとルーズについて、次のことで何かする。抜かれてはいけないはずのゴール下を微妙に抜かせて、後ろから引っかけるみたいなね。だから、そのパスカットの時に手を上げないっていうのもそうで、最初手をあげて大きく見せておいて、いざとなるとサッと手を引っ込めて、すぐ上げてカットする。それに相手がひっかかってくるっていうのが、僕も面白かったですね。体力や体型で劣ってるからこそ工夫が必要なんですよね。でもそれに気づかない時は、一番最初に教わったものが良いのか悪いのかなんて分からないうちに、それが基本になってしまう。今、おっしゃっていた手を上げないディフェンスも黙っていると、怠けてるように見えるイメージもある。完全に機能のことをほとんど教えていないんですよね。
菅原:足を動かすためのバランスを取るために手を上げるようにとか、ディフェンスの時に手を上げとかないと顔が下がっちゃうから、手は上げとけ!って言われてたかな。あと,姿勢を良くするとかね。
宮崎:確かにフットワークの時は手は上げた方が良いね。
菅原:実際の試合の時は、そうね〜自分が何を守ってるのかって考えたら、ディフェンスの際はボールも守らない、相手の視野をふさぐことしか考えなかったね。
奥村:それはそうでしょうね、だってボールを運ぶ理屈があるんですから。
菅原:うん、見えてたらパスが入るんですからね。でも、さっきのパスカットのディフェンスの話はチームプレイには有効ですね。右ふさいだらパスは右に行かないから、左頑張れよ!みたいな連携ができるもんね。がっちりガードについて、パスをどっちにも通させないようにして、ようやく出たボールを45度のディフェンスがカットするはずが、そいつが見てなくってシュートされ監督に大目玉食らうとかあるもんね。逆にカットが決まった時は5人で勝ち取った成功〜みたいな喜びもあるしね。
奥村:そうそう、あるよね。
菅原:チームディフェンスについて・・・・という教科書があるだろーって思ってたら、なかなかないんですよね。だから僕が初めて中学生を教えに行った時なんて、周りにチームディフェンスするチームがなかったっていう理由もあって、試合で結構成功してましたね。そしたら子供達はみんな喜んじゃって、3年生になってようやく目が輝き出してきたりしてね。
宮崎:中学生は時間ないんだよね、小学生に比べて。結局、2年と3ヶ月くらいかな、バスケットできるのって。だいたい5、6月頃に部活を選んで入って…今は部活が必修ではないんだけど、昔はどっかに入んなきゃだったからね。4月に見学、5月は体験入部、6月に正式に入って、3年の6月には引退だものね。強いチームは夏休みの前半までかかるんですけどね。
小金井のチームは夏前に終っちゃってたんだけどね…。だから僕は夏に市内大会をやってたの。夏休み前に3年生大会をね。でもね、強くって勝っちゃうチームがあると、そこで市内大会やられちゃうと邪魔なんで、夏休みの終わりにして!って言われますね。すると今度は夏休み前に終って、8月1ヶ月間何もしないで急に終わり頃に大会をすることになってしまうと、学校の顧問が「3年生は何もしてないから怪我をしたら大変」って言い出してね。それに9月からは新人戦も始まるし・・・・・。結局、3年生大会はやめて、1、2年生大会にひっくり返ったの。夏に一生懸命練習してきた1、2年生の発表の場になってちょうど良いかなって。小学生の方は4つ大会があってね、こんな風に小中学生のいろんな大会を僕はやってますよ。僕は東小を主にやってるんですけど、他の小学校はそれほどちゃんとやってないから、たまたま菅原の一番上のお嬢さんがニ小なんで、「菅原、ついでだから、やってよ!」って、6年前に言って、作ったクラブもあるよね。そこそこ続いてるもんね。
菅原:まぁ。なんとか3年やってたぐらいですよ。その下が2人生まれちゃったんで、指導は他の方に代わってもらったんです。日曜に教えてたもんだから、家の方がパニックになっちゃって、他人の子を教えてる場合じゃなくなってね。小学生のクラブは本当に親が頑張らないともたないですもんね。
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